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ナーチエンジしたコーチシリーズ、屋外には連節型ノンステップバスO405GNなどを展示した。
・ヨンケーレ
ベルギーのヨンケーレは、ベルコフと共通車体の新型プレミヤを、ボルボB10Bのワンステップ車として展示した。この車はベルギーのLIJN向けに大量投入されるもので、ノンステップではないが、機能的なデザインでまとめられていた。この他コーチシリーズのミストラルも出品。
・ボルボ
ボルボはシャーシメーカーであるので、他社の車体を架装したコーチ・バスを展示した。ノンステップバスは、仏ユーリエ製の車体を架装したB10Lが、地元マーストリヒト向けの仕様で展示された。同様の組み合わせはミットカーパリにもあったが、車内の仕様が異なり、ややオーソドックスなものとなっていた。コーチはヨンケーレのミストラルなど数台。この他ガスタービン・電気ハイブリッドのECBの模型、パネル展示でCNG車などがあった。
・ネオプラン
ネオプランの主役は、ここでも新型スーパーハイデッガーN516スターライナーであった。屋内にはこの他数台のコーチが、屋外には2年前に屋内展示であった15mノンステップバスN4020や、ネオボデイと呼ばれる廉価版ハイデッガーが出品された。このN4020は、エンジン、駆動系を左隅に追いやって、前から後ろまでノンステップフロアとした長尺車である。
・デニス
英国のシャージメーカデニスは、昨年発表した中型べースのダートSLFをベルコフの車体で展示した。オランダのNZH向けに大量投入されたもので、屋外にも同一の車両が展示されていた。同車の特徴は、全長10.6m、全幅2.4mで、72名の収容力を持ちながら、軽量で価格が安い(車両価格27万ギルダー)ことで、展示でもその辺が強調されていた。構造としては、従来型の駆動系を有するので、車内後車軸前に2段のステップがあるが、中型べースという窮屈さはあまり感じられない。
・ベルコフ
地元オランダの車体メーカであるベルコフは、観光・路線ともに多数の展示車をそろえた。路線バスでは、中央エンジンのプレミヤ車のLPG仕様(TEC向け)、DAFのSB250べースのプロトタイプ、インターライナー用3軸15m車(MIDNET向け)、ツーステップの一般路線バス(NZH向け)が屋内に展示されたほか、屋外にはLPG仕様のDAFリヤエンジンのノンステップバスが展示。プロトタイプは車内の仕様がまだ整備されていなかったが、縦型エンジンを左寄せ縦置きで、右半分の後ろまでの座席配置と後扉ノンステップを実現している。観光車は、エクセレンスシリーズの中型から大型ハイデッガー、15m車まで数台が展示されていた。
・バンホール
例年観光車も路線車も数多く出品するバンホールは、路線バスのA320が新型。この車は前回A360として出ていたものをリファインしたリヤエンジン車で、車内の段差を廃止し、スロープにより後部につながる他社並みの姿となった。屋内展示はTEC向けの

 

 

 

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